転職前にすることとは
会社を辞めたい、誰もが一度は思うことです。
しかし次の3点を先に考えて注意しておかないと、後から後悔することになります。
注意ポイント
短期間での自己都合退職は問題がある
致年のキャリアではスキルアップはむずかしい
退職後の自分がどうなるのかを知っておく
終身雇用はもう過去の話?
自分の職業に対する意識も変わってきて、日本でも終身雇用制度が尊いという考え方は、もはやなくなりました。
むしろスキルアップや、本当にやりたい仕事をするための転職や独立などは、大いに奨励される時代になったのではないでしょうか?
その一方で、成果主義の風潮に疲れ果て、日本型の終身雇用の方が良かったという考え方もあります。
増えすぎた「非正規雇用」者。
「正規」と「非正規」の格差は徐々になくなりつつありますが、「非正規雇用」から「正規雇用」を希望する人も多い状況です。
しかしながら、昇給や退職金、ボーナス、そして雇用保険の失業等給付など、転職を重ねれば重ねるほど不利になるケースがあることも事実です。
日本人の年配の人の中には転職を良いように思わない考え方をもつ方がいまだ多いことも事実です。
一部の人の間では「終身雇用はもはや崩壊した」などと必要以上に転職活動をあおっていますが、そういう風潮に惑わされることなく、自分の本当にやりたいことや将来の展望をしっかり考えて、納得できる転職活動をしたいものです。
一度、会社に採用されたものの、半年や1年程度といった短期間のうちに複数回も自己都合退職をする人も増えています。
毎年、同じ時期に決まった仕事をするという会社では、3年いたら3回、5年いたら5回しか同じ仕事を経験しません。
ですから3~5年くらい仕事をしてはじめて、自分の適性について初めてゆっくり考えられるのです。
半年や1年で、その職種が自分に合っているかどうかの適性を論じるのは、少し早いと思います。
しかし、家庭の事情などで退職もやむを得ない場合もあるでしょうし、入社時の条件と全く違うなどといったケースで、いやいやながらも会社を辞めざるを得ないこともあるかもしれません。
そのような場合以外での自己都合退職は、今後を踏まえてよく考えてください。
数力月や1~2年では自分自身のスキルアップにはあまりにも期間が短く、その会社での在籍期間があなたのキャリアにとって、必ずしもプラスの期問にならないかもしれません。
たとえ会社を辞める場合であっても、次なるステップアップとなるような辞め方をするべきです。
会社員であるメリットはかなり大きい
しかし今の世の中、景気は徐々に回復の基調にあると言っても、完全復調とはいえないのも事実です。
退職後の計画や予定をまったく立てずに辞めてしまったら、たちまち明日の生活にさえ困ることにもなりかねません。
在職中に次の職場が決まってから退職するのが一番望ましいのですが、もし次の転職先が決まっていない場合は、もう一度よく考えてください。
会社を辞めるということは、あなたがその会社に対する義務はなくなりますが、同時に社員としての権利である「会社員」というステータスも同時になくすことになります。
退職前に冷静に考え、いざ退職したらどのように生計を立てていくべきか、特に金銭面や健康面については、あとから後悔することのないように、退職前にしっかりとした計画を立てておくべきです。